<子猫を保護#11>チビとタビを保護することにする

子猫を保護

チビとタビは、仲良くキャットタワーで遊び、朝夕の食事を堪能し、るるママのお乳を飲み、2匹で芝生を走り回る。本当に幸せそうで、このまま面倒を見たいなぁ、なんて漠然と考えるが、この子たちもいずれ大人になり、去勢手術をしなければ、どんどん猫が増えるだけなのだ。

近所の人たちは、可愛いから、適当にエサをやっているようだが、真剣にどうにかしようと考えている人はいない。この子たちを救えるのは私だけなのだ!

考えつつも、先延ばしにしていたとき、ある日突然、るるママが、子猫たちを威嚇し始めたのだ。

いつものように、甘えようと近づいていったチビにむかって、るるママが「シャー!」と威嚇する。チビは、いきなりのことに驚き、呆然としている。その日をさかいに、るるは、エサに2匹が近づくことさえも許さなくなった。いつものようにエサをやると、2匹を近づけずに、威嚇しながら、自分がおなかいっぱいになるまで食べ、その後、どこかに行ってしまうようになった。

呆然としている2匹は、るるママが残したエサを、るるママがいなくなってから、必死で食べた。

るるママは、次の子が生まれるから、子離れをさせようとしているのか、それともただヒステリックになっているのか。。。とにかく、るるママは、穏やかな性格から、急に攻撃的になってしまい、その日から現れなくなってしまった。

2匹はいきなりの変化に、はかりしれないくらい不安をかかえることになっただろうけれど、エサは、毎日もらえるし、遊び場はあるし、それでも2匹仲良く過ごしていた。

エサをやるときに、体をさわれるようになっていたので、次の土曜に、2匹を保護しようと決めた。