<子猫を保護#21>チビとタビの行先が決まる

子猫を保護

いろいろな人たちに相談し、メールを入れ、写真を貼ってもらい、考えつく限りのことをやっているうち、助けてくれる人に出会えた。

そこは非営利団体で、子猫に限らず、飼い主を失った猫や犬、野良猫などを、アメリカの北部に輸送し、飼い主を見つけるところだった。南部での、相当数が殺処分される現状を打開するために、猫の繁殖が少ない寒い地域、北部へ輸送して、飼い主を見つけるのだ。すごいプロジェクトだ!

条件としては、抱っこできること。人なつっこいこと。去勢、ワクチン、FIVなどの検査が陰性であること。写真や動画も準備した。動画は特に、人に甘えていたり、抱かれていることを要求される。

いろいろ頑張って可愛いビデオを撮ろうとするが、子猫は動き回るので、なかなか難しい。何度もダメ出しをされたけど、とにかく頑張った。このチャンスを逃すわけにはいかない。

チビは、もともと抱かれるのが嫌いだ。さわろうとしても、スルっと逃げるタイプの猫。やはり、アダプトされるのは、人懐っこい猫でなんとダメなんだなぁ、最初は人見知りしても、そのうち甘えてくる子もいるのになぁ、と、少し複雑な気持ちになるが、言われたとおりにやるしかない。でも、そこに一度預けたら、絶対に殺さない、と約束される。それは一番重要なことだ。