<子猫を保護#20>がんちゃんは男らしい

子猫を保護

子猫と引き離し、避妊手術をし、孤独になったるるちゃんであったが、本人は、今までよりもずっと幸せそうで、相変わらず、エサをもらいに毎日やってくる。少し太ってきたようだ。顔も穏やかになり、まるまるとした、とても可愛い顔になった。

がんちゃん(父親)は、るるちゃんが避妊をしたことで、興味がなくなるのかと思っていたけれど、以前と変わりなく、るるちゃんと仲良く一緒にご飯を食べにくるし、るるちゃんは、とてもがんちゃんが好きなようで、いつもスリスリしている。

がんちゃんもまた、去勢していないので気になってはいるが、妊娠するメスとは違って、緊迫感はあまりないため、様子を見ていた。ただ、縄張り争いなのか、いつもどこかひどい怪我をしていて、傷だらけなので、やはり去勢は必要だ。傷口に、薬を少し塗ってみると、意外と大人しく受け入れるので、できるだけのことはやってあげたいと思うようになった。最初は、なんてブサイクな猫なんだと思ったけれど、慣れてくると、とても愛嬌のある可愛いネコなのだ。

トラップは、もう返してしまっていたので、何度か、キャリーケースの中にエサを入れて、閉じ込めようと試みたけれど、まあ、そんなうまいことはいかないよね。野良猫は、慣れてきたと思っても、警戒心は失わない。一度、おしいところまでいったのだけど、失敗したことで、もう2度と同じ方法は使えなくなってしまった。

がんちゃんだって、去勢して、穏やかな日々にしてあげたいんだけどなぁ。。。と思う日々。