<ピノ#6>いよいよお別れのとき

ピノ

長距離の移動になるため、子猫のピックアップは早朝だ。朝の3時半に、担当の人が迎えに来てくれた。
それぞれが何匹かを担当し、まとめてトレーラーのある場所に運んでくる。多い時だと、80匹を一度に運ぶらしい。それも毎週のことだ。すごいプロジェクトだと思う。

今回も、26時間、今ごろどのあたりかな、と考えながら過ごす。
無事に到着し、この施設に運ばれました、という連絡をもらう。タビ&チビのときとは違うようだ。
いろいろネットワークがあるのだろうけれど、詳細はわからない。

チビ(グレー)だけが、違う場所に連れていかれ、すぐにもらわれていったようだ。グレーの綺麗な猫は、ロシアンブルー系で人気があるみたい。黒猫は、見た目とても似ているし、出生率も高いのか、数が多い分、売れ残ってしまうこともある。私は、黒猫が一番好き。もちろん、どの猫もどんな模様の猫も可愛いけれど、黒猫って、一般的にだけれど、穏やかで一番扱いやすいと思う。

ルノーとピノ(黒猫たち)は、とても穏やかで大人しく、賢く、本当に素晴らしい子たちだった。少し時間はかかったが、2匹は一緒にアダプトされた。

こんなことはめったにないらしいが、2匹の飼い主になってくれた人からメールが届いたらしい。
とても素晴らしい2匹に育ててくれたフォスターの方に感謝します。。という内容だった。
もちろん、とても嬉しい、しかもこの子たちは、TNRの予定だった子だからよけい、その運の良さにも感謝であるが、もともとの性格の良さが、この運を引き寄せたのだと思う。

幸せになれて本当に良かった。ありがとう!