<レン&シュン#1>小さい人慣れしていない皮膚病の子たち

レン&シュン

ピノたちが旅立ち、無事にアダプトされたと連絡があったりで2週間経った頃、次の子猫が2匹きた。

今回は、2か月と小さく、捕獲したばかりの野良猫で全く人慣れしていない、しかも皮膚病を患っている子たちだった。
だんだん、ハードルがあがってくるな。やはり初めてのときは簡単な子たちを任されていたのだな。

今回は、担当フォスターが忙しいとのことで、車で指定された家にピックアップに行った。そこは大きな一軒家で、中に入ると、なんとまるでシェルターのように、ケージが積み上げられ、その中に何匹もの子猫や大人の猫、病気の猫が100匹はいた。まだ目の開いていない赤ちゃんたちとママ、うずくまっている猫、自由に部屋を走り回っている子猫たち。こんな数を一人で?世話しているというのか?驚愕した。3匹でも大変なのに!

ケージに入った子猫を2匹、渡されて、砂や缶詰はいるか?と聞かれたが、これだけの猫たちのエサをもらう気持ちにもなれず、「いえ、大丈夫です」と、何ももらわずに帰った。非営利団体のようだが、費用はどうしているだろう、常に寄付を募ってはいるようだが、それだけでこれだけの数の猫を養えるとは思えない。詳しくは聞けないのでいまだにナゾではあるが。

私もわずかながら、タビとチビをノースに送ったときに、100㌦ほど寄付をした。それで全てをまかなえるとは思ってはいないけれど。。。

ケージの中でおびえる子猫たち。まだ人が怖いようだ。

顔つきもまだまだきびしい野良猫だ。皮膚病は、触れられないのでどれほどのものか確認できない。
捕獲後に、医者のチェックは受けて、ノミ除去などはすませているらしいが。

とりあえず、子猫の部屋に入れ、ダンボールや椅子、机の下に隠れる場所をいっぱい作って子猫が慣れるまで、部屋に入らずに様子をみる。置きエサや水も十分に用意して、安心できる環境を作った。

明日になれば少しは慣れてくれているだろうか。。。